せっかく花火大会に行っても、
人混みが苦手で、みんなが楽しんでいたり、浮かれている気分もわかりにくく、伝染しにくい自閉症児。
音が大きいのも無理なんだろな。
あからさまに楽しくない感じを出してくる。
もっと、子供らしく楽しめやこらっ!と思ってしまう。
屋台のスピードくじはやたらしたがる。
デザートしか興味ない。
焼きそば、からあげ、たこやきほしがらない。
近くで大きな花火を見て感動させたい親心と、近くで大きな花火を見て感動したい乙女心は、わかんないよね。
結局、人混みがキツくなって、花火がはじまらないうちに、早々に退散。
今、ポケモンフェアしているくら寿司に行って、バクバク食べてご満悦。
5枚でスロっト回るから、早くいっぱい食べろみたいな態度。
マイペースだよねー。
お母さん、花火キレイだねって情緒深いことは、一生聞けないのかな。
かわいいうちに聞きたかったわー。
40歳くらいのおっさんになって、言われてもひくけど。
彼女と花火大会デートなんて無理だろな。
帰りの車で、りんごあめをかじりながら、若い頃みた花火を思い出す。
あめの焦げた味がほろ苦い。
そして、治療中の歯をいたわってしまって、若い頃のようには、飴をガリガリは噛めない。
なんか色んな意味でせつない花火大会と、りんご飴。
十分、情緒深い。
また、懲りずに、息子と、来年も行ってみよ。
いつか一緒に見れるかな。