デコボコ君とその母の日常

発達障害のある息子と日常と葛藤、母語録

選択制1人っ子

うちは、選択制1人っ子だ。

私にもう1人子供を産もうという気持ちは、今のところ全くない。

 

なぜなら、1人目の息子に発達障害があり、それだけで、キャパオーバー。

 

核家族で夫は激務。ワンオペ育児。生まれてからの凄まじい癇癪に、育児ノイローゼ気味、産後うつ気味になった。寝不足の体に赤ちゃんが悪魔のようにみえて、可愛いなんて思えなかったあの頃。思い出すだけで恐ろしい。

 

もう1人産んだとして、それが健常児である保証もない。どんな子でも受け入れる覚悟がないと無理。勇気がない。妊娠も出産も、もう嫌だ。

 

私は私の人生を私の好きなように生きたい。

 

スーパーで買い物をしていると、多動の息子にちょろちょろしないよと声をかける。

そしたら、どこかの知らないおばあちゃんが、

幼稚園生?と聞いてきた。息子は、年中にしては体が大きいから、不思議に思ったのだろう。

年中ですと答えると、そうだと思った。お兄ちゃん?下に兄弟いる?上に兄弟いる?とか聞いてきた。一人っ子です。ちょろちょろするんで一人で充分ですと答えている自分がいた。

 

息子が2歳くらいのときは、周りが2人目ラッシュでこの手の質問が嫌だった。5歳を目前とした頃、割り切れている自分に少し気がついた。でも、この挨拶がわりに子どもは2人いて一人前みたいな確認、ほんとムカツク。

 

時代の産物だ。

コロナなのに、知らない人に声かけてこないでよ。ワクチン打って安心したのかな?

まだ、病院は逼迫してて、医療危機なんだぞ。